ホームページとWebサイトの違い
ホームページとは
ホームページの本来の意味は、Webサイトの「ホーム」、つまりトップページを指す単体のページとされています。これは、特定の情報やサービスへの入り口となる場所です。
Webサイトと同じ扱いに
上述のように、ホームページは元々トップページを指していましたが、現在ではその意味合いが変わり、ほぼ「Webサイト」と同じ使い方がされるようになりました。
Webサイトとは
Webサイトはそのサイト全体のことを指している言葉です。Webサイトという言葉と同様に、Webページという言葉もよく耳にするかと思います。
このWebページは、Web上に表示されている個々のページのことを指します。たとえば、以下のリンクは特定のWebページの例です。
https://www.example.com/product
2つの違いを解説
現在、Webサイトもホームページもほぼ同じ意味で用いられており、この両者に大きな違いはありません。改めて、両者の違いを解説しておきます。
- Webサイト: サイト全体を指します。特定のドメインに属するすべてのページ、つまり情報やサービスの集まりを含んでいます。
- ホームページ: 本来はサイトのトップページだけを指します。このページは、サイト全体の入り口としての役割を果たしています。
ホームページとWebサイトの使い分け方
複雑なサイトにおける使い分け方
複雑な構成のサイトに対して説明やサービスの紹介をする場合、「Webサイト」と表現した方が誤解を与えてしまうリスクを減らすことができます。
特に、ドメイン内に複数のディレクトリを設けて異なるサービスや情報を提供している場合、「ホームページ」と表現すると、ドメイン全体を指すのか、それとも特定のページだけを指すのかが判別しにくくなります。
SEO対策における使い分け方
SEO対策としてキーワードを選定する際に、「Webサイト」と「ホームページ」のどちらで表記すべきか悩まれるケースは多いと思います。
この場合、意味合いとしての違いはほとんどありませんが、月間の推定検索数には顕著な差が見受けられました。(記事執筆時点の値となります。)
【月間推定検索数】(2024年11月時点)
- ホームページ:59,200回/月
- ウェブサイト:9,680回/月
この結果から、より需要が高く検索されやすい「ホームページ」というKWでのSEO対策が推奨されます。特に、ターゲットとするユーザーがどちらの用語をよく使うかを考慮し、キーワード選定を行うことが効果的でしょう。
結論:表現する場所や相手によって使い分ける
Webサイトとホームページについて、IT関連の仕事をしている方や詳しい方は比較的「Webサイト」という表現を用いることが多いです。一方で、この分野に普段からあまり関わることがない方の場合は、「ホームページ」という表現をよく使われます。
どちらも同じ意味で用いられている例ですが、何かしらの説明を行う際に、どちらの表現がより伝わりやすいかを考えることが重要です。
参考:Webサイトの主な種類
採用サイト
採用サイトとは、新入社員の確保を目的とした独立したウェブサイトを指します。これは、コーポレートサイト内に作成された採用ページとは異なり、特に求人活動に特化した情報を提供するために設計されています。
以前は、他社のリクルートサイトと連携し、コーポレートサイトにリンクを設置するスタイルが一般的でしたが、最近では独立した採用サイトを作成する企業が増加しています。
この独立性により、求人ポータルサイトに掲載する以上に詳細な情報を求職者に提供できるため、より優秀な人材を集めることが可能です。
採用サイトには、企業情報や応募要項だけでなく、社員のインタビュー記事や社内の雰囲気がわかるコンテンツを充実させることが効果的です。文章だけでなく、写真や動画を活用することで、求職者が働くイメージを具体的に描く手助けとなり、応募意欲を高めることができます。
コーポレートサイト
コーポレートサイトは企業サイトとも呼ばれ、企業が運営するウェブサイトの中で最も一般的な形式です。このサイトでは主に、企業情報や活動内容、IR情報、採用情報、商品紹介、お問い合わせフォームなどが掲載されます。
コーポレートサイトの目的は、自社についての情報を消費者や取引先、投資家に向けて効果的に伝えることです。
これにより、企業の公式な情報源としての役割を果たし、インターネット上の名刺のような存在となります。特に、商品やサービスを販売している企業にとっては、必要な情報をコーポレートサイトにしっかりと掲載することが重要です。
ECサイト
ECサイト、つまりオンラインショップは、インターネットを通じて商品やサービスを提供することを目的としたウェブサイトです。
顧客はいつでも、どこでも24時間365日買い物ができるため、販売機会が増加しやすいという大きな利点があります。また、使いやすいデザインや便利な検索機能、簡単な決済手続きが整っているため、多くのユーザーに愛用されています。
LP
ランディングページ(LP)は、特定の商品やサービスに対する申し込みを促すことを目的としたウェブページです。一般的には、他のウェブサイトと異なり、1ページで全ての情報を完結させる構成になっています。
この1ページには、商品やサービスの特徴、お客様の声、購入方法などがまとめられており、ユーザーが最後まで読み進めやすい設計となっています。
そのため、コンバージョン(購入やお問い合わせなど)への訴求力が高いのが特徴です。ただし、提供する情報は厳選し、明確に伝えることが重要です。
成功するランディングページを作成するコツは、ターゲットを明確に絞ることです。自社商品を求める顧客が抱える悩みや不安、また年齢や性別、ライフスタイルなどを細かく分析し、設定することが効果的です。
サービスサイト
サービスサイトは、自社が提供する特定のサービスや商品を詳しく紹介し、ユーザーが購入や申し込みを行いやすくするためのウェブサイトです。
このサイトはプロモーションサイトと似た目的を持っていますが、公開の期間が異なります。
プロモーションサイトが期間限定での公開を前提としているのに対し、サービスサイトは長期間にわたり運営されます。そのため、長いスパンでお勧めしたいサービスや商品の魅力を伝えるのに適しています。
サービスサイトの主な利点は、商品やサービスに関する専門的で詳細な情報を提供できることや、持続的な集客を促進できる点です。